アロマクラフトに欠かせない「無水エタノール」や「消毒用エタノール」。最近、店頭で「IP」と書かれた製品が増えていることをご存じでしょうか。

実は、この「IP」に気づかないままクラフトづくりに使うと、思わぬ肌トラブルを引き起こしてしまうリスクもあるのです。安全にアロマテラピーを楽しむために、この「IP」の正体と正しい使い分けを理解しておきましょう。
「IP」って何?
IP は、 イソプロピルアルコール (イソプロパノール)の略称です。
製造メーカーは、純粋なエタノールにIPを添加することで、酒税が免除され、その分、純粋なエタノール製品よりも安価に販売することができます。消費者にとっても手に入りやすいため、テーブルや器具類の消毒液などとして近年、広まっています。
便利なIPですが、実は毒性や刺激性がエタノールよりも強く、傷口の消毒や飲用は禁止されている成分です。(※IP入りでも、傷口以外の普通の手指消毒なら使える製品は売られていますが、様々な商品がありますので、必ず製品説明をご確認ください。)
【最重要】アロマテラピーでIP入りエタノールを「使ってはいけない」もの
基本的に、お肌に使うアロマクラフトや手作り化粧品には、「IP」入りエタノールは絶対に使用しないでください!
- 化粧水、香水、ボディミスト、虫よけスプレーなど、肌に直接触れる手作りコスメやアロマクラフト全般
- フェイシャルやボディトリートメント、手作りコスメに使う器具や容器の内側の消毒 (IPが残留して肌に触れるリスクを避けるためです。残留した場合に刺激やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。あなたの肌を守るために徹底しましょう。)
肌に使うものを作ったり消毒する場合は、「無水エタノール」や「消毒用エタノール」を選びましょう。(IP表記がないもの)

IP入りエタノールを「使っても問題ない」もの
ただ、せっかく安く購入できる「IP」入り。上手に使い分けるならコストパフォーマンスは◎です。
以下の用途のような、肌に直接触れないものについては、「IP」入りでも大丈夫です。
- テーブルやドアノブなど、生活用品の消毒・除菌
- アロマランプなどの拭き取り掃除
- アロマクラフト作りに使うビーカーやガラス器具の外側の消毒
🌹香りを楽しむクラフトは要注意!ちょっと悩むルームスプレーやスティックディフューザー
お部屋にシュッとするだけのルームスプレーや、スティックディフューザーづくり。これなら「IP」入りでも大丈夫な気がしますが、実は、「IP」は純粋なエタノールよりも、薬品特有のツンとした刺激臭(消毒臭)が強い傾向があります。
ルームスプレーやスティックディフューザーは、空間に香りを広げ、楽しむためのものです。IPの強い消毒臭が加わると、せっかくの精油の繊細な香りがかき消されたり、化学的な匂いと混ざって不快な香りに変わってしまう可能性が高いです。
そのため、お肌に使わないとはいえ、ルームスプレーやスティックディフューザー作りには、純粋なエタノール(IPなし)の使用を強く推奨します。
🌟 まとめとチェックリスト 🌟
細かい情報ではありますが、皆様に安心・安全にアロマクラフトを楽しんでいただくため、今回は「IP」入りエタノールについて詳しくお伝えしました。
- 肌に使うもの、香りを純粋に楽しむもの = IPなし!
- 身の回り品の消毒や掃除に使うもの = IPありもOK!
製品ラベルの「IP」表記を必ずチェックする習慣をつけましょう。
当教室では、皆様が心から安心してアロマテラピーを実践できるよう、材料選びからクラフトの知識まで、引き続きしっかりとサポートさせていただきます。
それでは、また次回のレッスンや記事でお会いできるのを楽しみにしています!





